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藤原直哉の経済の見方・経営の見方 第8回 勤労と経済【株式会社あえるば取締役会長 藤原 直哉】

勤労と経済



皆さん、こんにちは、藤原直哉です。今日は経済のお話の一番最後ということなんで
すけども、勤労と経済というお話をしたいと思います。勤労というのは最近、あんま
りこういう言葉は使わなくなっちゃったと思うんですが、こういう字を書きますかね。
よく労働経済というふうに言うんですけども、経済学の話をしてもしょうがないので、
私なりに考える勤労のことについて、経済の関係についてお話をしていこうと思うん
ですね。

私が昔学生だった頃ですね。その経済学の議論の中で面白い話がありました。それはで
すね、資本と労働という言葉なんですね。資本というのは機械設備のことですね。労働
というのは労働者のことなんです、アメリカの普通のいわゆるミクロ経済学っていう話
をするとですね、どうやったら企業の経営はうまくいくのか、あるいは経済なので、う
まくいくのかというときに、資本と労働は自由に量を変えればいいんだという話がある
んですね。

例えば、もっと工場を大きくしたければ、資本を減らすし、工場を小さくしたければ工場
を小さくする、人をもっと増やした方がよければ人をたくさん取ればいいし、人を減らし
たければ人を減らせばいいんだと、そういうことをごく普通に経済理論で言っていました。

その時に、私の学生時代は、昭和の時代ですから、日本ではその労働者を簡単に減らすこ
とができないんですよと、だから、これは経済理論的に言うと、その通りにならないんで
すと、日本の場合は特にですね。

労働者は減らせられないから、労働者は貨幣変数かっていうと可変じゃないんじゃないか。
そんな話をしてたんですね。固定じゃないかと固定なんじゃないかと言う話をしていたの
を非常に懐かしく思い出します、私が日本の会社にも行ったんですが、昔、アメリカの会社
にも勤めていたことがありまして、1987年にアメリカの会社に入って、その翌年ニューヨ
ークにも行って、少し仕事もしたことがあるんですけども、当時、アメリカの金融機関は
ものすごい不況で大リストラをやっていたんですね。

今でこそ、リストラなんて日本人が普通に使う言葉ですけども、当時はリストラなんていう
言葉は日本語になくてですね。アメリカの会社っていうのは、本当にすぐクビにするんだな
と、みんな日本人たちもびっくりしたのよく覚えてます...(本編より一部抜粋)
続きは本講座でご覧ください。




講師 藤原 直哉 先生
経済アナリスト 株式会社あえるば 取締役会長
特定非営利活動法人日本再生プログラム推進フォーラム 理事長
独立系シンクタンクとして「経済」「政治」「国際情勢」「組織のリーダーシップ」に関する独自の分析を行っているほか、小田原市および長野県南信濃遠山郷に拠点を構え、ロハス体験学校の主催、コンサルティング、社内教育、講演、執筆活動を行っている。また、藤原直哉が執筆する「ワールドレポート」を毎週発行。その他、社会人学校「藤原学校」を東京で月2回開催し、全国各地で「藤原塾」も開催している。さらにNHKラジオ第一放送の「ビジネス展望」、山口放送ラジオの「情報ダブルクリック」にレギュラー出演、NHK文化センター青山教室では「世界の中の日本経済」というタイトルで時局分析を行っている。
このほか以下の職責を兼務している。
・渋谷ソーホーバレーコモンズ(SVC)推進協議会会長
・有限責任事業組合藤原KAIZEN研究会顧問
・ワシントン大学経営大学院名誉卒業生
・ワシントン大学経営大学院キー・パートナー
 
 

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