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情報化の時代に迷わない!
定点観測で判断力が育てられる!
後半では、いろんな判断に必要な情報の集め方についてお話しします。まず大事なのは、「自分から情報を発信すること」。自分から情報を出すことで、周りからも自然と新しい情報が集まってきます。双方向のやり取りが情報収集の基本なんです。次に、「定点観測」っていう方法も役に立ちます。これは、いつも同じ場所やテーマに注目して、そこにどんな変化があるのかを観察すること。たとえば、経営では財務諸表を見続けることで会社の状態がわかります。今年と去年の決算書を比べると、どこが成長しているか、どこに問題があるかを見つけられます。
「変化の兆候を見つける」のもポイントです。たとえば、政治の情報では、公開されているものを積み重ねていくと、大きな方針の変化や動きが見えてきます。また、ネットでみんなが何を話しているかを見ると、今どんなことに関心があるのか、どんなことを考えているのかがわかってきますよね。
そして、IOT(モノのインターネット)の時代には、「センサー」がカギになります。ネットを使ってどんなデータを集めるか、どんなセンサーを使うかによって、手に入る情報が全然違ってきます。正しいデータをしっかり集めることで、よりよい判断ができるようになるんです。
情報を集めて、考えて、判断に活かすことで、いろんな状況に対応できる力が養われます。
講師 藤原 直哉 先生
経済アナリスト 株式会社あえるば 取締役会長
特定非営利活動法人日本再生プログラム推進フォーラム 理事長
独立系シンクタンクとして「経済」「政治」「国際情勢」「組織のリーダーシップ」に関する独自の分析を行っているほか、小田原市および長野県南信濃遠山郷に拠点を構え、ロハス体験学校の主催、コンサルティング、社内教育、講演、執筆活動を行っている。また、藤原直哉が執筆する「ワールドレポート」を毎週発行。その他、社会人学校「藤原学校」を東京で月2回開催し、全国各地で「藤原塾」も開催している。さらにNHKラジオ第一放送の「ビジネス展望」、山口放送ラジオの「情報ダブルクリック」にレギュラー出演、NHK文化センター青山教室では「世界の中の日本経済」というタイトルで時局分析を行っている。
このほか以下の職責を兼務している。
・渋谷ソーホーバレーコモンズ(SVC)推進協議会会長
・有限責任事業組合藤原KAIZEN研究会顧問
・ワシントン大学経営大学院名誉卒業生
・ワシントン大学経営大学院キー・パートナー