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自分で情報を選ぶ時代!
自分なりの基準を見つけ、判断力を鍛えよう
自分なりの基準を見つけ、判断力を鍛えよう
これまで、「経営に必要な情報とは何か」というテーマで、無数にある情報の中からどうやって必要な情報を見つけ出すか、そしてその情報をどう活用するかをお伝えしてきました。自分にとってどんな情報が重要なのか、その判断のポイントや情報の流れをつかむ方法、さらに変化を見極めるための定点観測の重要性についても触れてきました。
今回も、藤原直哉先生に「経営に必要な情報」を引き続き解説していただき、第1回・第2回で学んだ具体的な方法をさらに深掘りしていきます。自分の頭の中に「こうだ!」というイメージをしっかり作れないと、現代の情報社会ではうまくやっていけません。「待っている」だけでは自分に合った情報を得られず、行動もできません。積極的に情報を集め、解釈できるようになりましょう!
マスコミに対する信用と経済情報の見極め
マスコミが流す情報に対して、どれだけ信用できるかということは重要です。たとえば、バブル経済の状況やテレビ番組の出演者が交替する理由など、情報の裏側に目を向けることが大切です。経営に必要な情報は「いらない情報はない」というくらい広範囲に渡りますが、どの情報が自分の問題意識に合っているかを考え、景気の良し悪しやお客さんの様子など、日々注意深く観察することが求められます。
新聞やニュースに載らない情報も、実際には経済を動かす大きな要素です。景気統計は数か月遅れで発表されることが多いので、リアルタイムで起こっていることを自分の感覚でつかむことが重要です。
最終的に頼るのは人のつながり
情報の最後に重要になるのは「人」です。どんなにデータが揃っていても、相手が何を考え、何をしたいのかが見えていなければ、誤解や間違った判断をしてしまうことがあります。実際にお客さんと接しながら、そのニュアンスをつかんでいくことが大切です。最終的には、人とのつながりが、経営において最も重要な情報源になります。
講師 藤原 直哉 先生
経済アナリスト 株式会社あえるば 取締役会長
特定非営利活動法人日本再生プログラム推進フォーラム 理事長
独立系シンクタンクとして「経済」「政治」「国際情勢」「組織のリーダーシップ」に関する独自の分析を行っているほか、小田原市および長野県南信濃遠山郷に拠点を構え、ロハス体験学校の主催、コンサルティング、社内教育、講演、執筆活動を行っている。また、藤原直哉が執筆する「ワールドレポート」を毎週発行。その他、社会人学校「藤原学校」を東京で月2回開催し、全国各地で「藤原塾」も開催している。さらにNHKラジオ第一放送の「ビジネス展望」、山口放送ラジオの「情報ダブルクリック」にレギュラー出演、NHK文化センター青山教室では「世界の中の日本経済」というタイトルで時局分析を行っている。
このほか以下の職責を兼務している。
・渋谷ソーホーバレーコモンズ(SVC)推進協議会会長
・有限責任事業組合藤原KAIZEN研究会顧問
・ワシントン大学経営大学院名誉卒業生
・ワシントン大学経営大学院キー・パートナー