本編を視聴するには、視聴条件をご確認ください
0
0
経営者が持つべき哲学とは
皆さんこんにちは、藤原直哉です。
今日は「経営者が持つべき哲学」についてお話しします。
哲学は英語で「フィロソフィー」と言います。よく「カンパニーフィロソフィー」という言葉がありますが、これは経営理念と訳すと分かりやすいです。要するに、どのような哲学で会社を運営しているのかということです。哲学というと難しく感じますが、日々の考え方や行動の指針くらいに捉えれば十分です。例えば、なぜお金を稼ぐのか、誰のために仕事をしているのか、なぜ毎日出勤するのか――これらすべてが物の考え方、つまり哲学に当たります。
では、哲学がない状態での経営を考えてみましょう。
多くの場合、偶然のはずみで会社に関わることから始まります。たまたま勤めていた会社で、日々の作業をこなすうちに腕を認められ、事務所や店の経営を任される――そんなケースです。この場合、哲学がなくても、作業手順を覚えていれば会社は動きます。昨日と同じことを今日やるだけで、多くの業務は回るのです。
しかし、フィロソフィーがないとうまくいかない瞬間も必ず訪れます。例えば、新しい人を雇うときです。面接で何を伝えるか、会社の価値観や方針をどう説明するか――こうした場面では哲学の有無が大きく影響します。

講師 藤原 直哉 先生
経済アナリスト 株式会社あえるば 取締役会長
特定非営利活動法人日本再生プログラム推進フォーラム 理事長
独立系シンクタンクとして「経済」「政治」「国際情勢」「組織のリーダーシップ」に関する独自の分析を行っているほか、小田原市および長野県南信濃遠山郷に拠点を構え、ロハス体験学校の主催、コンサルティング、社内教育、講演、執筆活動を行っている。また、藤原直哉が執筆する「ワールドレポート」を毎週発行。その他、社会人学校「藤原学校」を東京で月2回開催し、全国各地で「藤原塾」も開催している。さらにNHKラジオ第一放送の「ビジネス展望」、山口放送ラジオの「情報ダブルクリック」にレギュラー出演、NHK文化センター青山教室では「世界の中の日本経済」というタイトルで時局分析を行っている。
このほか以下の職責を兼務している。
・渋谷ソーホーバレーコモンズ(SVC)推進協議会会長
・有限責任事業組合藤原KAIZEN研究会顧問
・ワシントン大学経営大学院名誉卒業生
・ワシントン大学経営大学院キー・パートナー