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藤原直哉の経営哲学道場 第5回 「逆境に負けない考え方」【株式会社あえるば取締役会長 藤原 直哉】

逆境に負けない考え方

 皆さんこんにちは、藤原直哉です。今年もそろそろ終わりになります。けれども、今年は皆さんに如何な年でございましたでしょうか。今年はやはり大手の企業の大リストラとかあったりいたしました。あるいは中国の問題とかありまして、産業界にとってはかなり厳しい年であったことは間違いないと思います。ですから、今年、本当に逆境だなということを感じられた方も、実は多かったんじゃないかなと思うんですね。その逆境に負けない逆境を逆手に取る、逆境でめげない生き方、考え方というのは、まさに今みたいな時に非常に重要なんですね。ですから、今日は逆境に負けない考え方ということで、ちょっとお話をしていきたいと思います。

 そもそも世の中に起きていること、起きることというものに、本源的に自分にとっていいこと悪いことというのは、ないんですね。例えば、円高になる、それはいいことか悪いことかと考えましても、立場によってだいぶその意味が違ってきます。例えば、輸入をしている方にとってみれば、輸入品のコストが下がるという意味でいいましたら、それはいいことですね、しかし、輸出をやっている方にとってみると、円高になると利益が減る。そういう意味では悪いことかもしれません、あるいは輸入をやっている方も、確かにコストは下がるんだけれども、円高でますますデフレが広がると、売値も下がっちゃうから、実はいいと思っても、実はあまり良くないんだという話になります。何事も物事というのは、立場によって、それから自分の戦略によって、考え方によって、いいも悪いも大きく変わるんです。ですから、逆境というのは、今、その人にとって逆境でありまして、今までの自分を変えない限り、逆境は消えないかもしれないけれども、しかし、今までの自分の立場とか、やり方、戦略、考え方を変えたら、実は逆境でも、順境でも何でもなかった。全然大したことなかった。あるいは逆に順境になったと、いい方に転がってきたということも大いにあるわけです。ですから、まず逆境というのは人が成長する上において、非常に重要なことでありまして、人は逆境を通過するたびにたくましく大きな人間になっていくんです。考え方が広くなってくるんです。ですから、逆境というのは言ってみれば人が成長するための入り口だと、まずそれは考えてください...(本編より一部抜粋)続きは本講座でご覧ください。


講師 藤原 直哉 先生
経済アナリスト 株式会社あえるば 取締役会長
特定非営利活動法人日本再生プログラム推進フォーラム 理事長
独立系シンクタンクとして「経済」「政治」「国際情勢」「組織のリーダーシップ」に関する独自の分析を行っているほか、小田原市および長野県南信濃遠山郷に拠点を構え、ロハス体験学校の主催、コンサルティング、社内教育、講演、執筆活動を行っている。また、藤原直哉が執筆する「ワールドレポート」を毎週発行。その他、社会人学校「藤原学校」を東京で月2回開催し、全国各地で「藤原塾」も開催している。さらにNHKラジオ第一放送の「ビジネス展望」、山口放送ラジオの「情報ダブルクリック」にレギュラー出演、NHK文化センター青山教室では「世界の中の日本経済」というタイトルで時局分析を行っている。
このほか以下の職責を兼務している。
・渋谷ソーホーバレーコモンズ(SVC)推進協議会会長
・有限責任事業組合藤原KAIZEN研究会顧問
・ワシントン大学経営大学院名誉卒業生
・ワシントン大学経営大学院キー・パートナー

 

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