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陽転思考の人間学講座 第8回 ホリスティックヘルス【NPO法人日本政策フロンティア理事長 小田 全宏】

日々の生活の中に喜びの芽を見出すことで、
ホリスティックヘルスは体現できる!



ホリスティックヘルスとは、体だけでなく、心や生活全体のバランスを整えることを指します。単に医者の診断で「異常なし」と言われても、それだけで健康とは言えません。メンタルの状態、人間関係、やりがいのある仕事、経済的な安定など、さまざまな要素が総合的な健康に影響を与えます。

たとえば、食欲。誰しも美味しいものを食べたいという欲求がありますが、食欲をうまくコントロールできると、それ以外のことも整えやすくなると小田先生は語ります。
あるとき、2週間の断食を試みたとき、空腹でコンビニでそばを買いましたが、添加物の匂いが気になって食べられなかった経験があります。そのとき、「お腹が減っていても大丈夫」と自分に言い聞かせたら、本当に平気になりました。この感覚は、他の場面にも応用できるのではないかと気づいたのです。

例えば、誰かからのメールがこないと落ち込むことがあります。そんなとき、「○○君(自分の名前)、メールが来なくてがっかりしているね」と自分に話しかけ、「でも、大丈夫だよ」と言って笑顔を作ると、不思議とどうでもよくなってしまうことがあります。これは、怒りやストレスに対しても同様に対処できる方法です。

人間には誰しも不安があります。経済的な不安、健康に対する不安、そして人間関係の不安や、自分が取り組んでいることがうまくいくかという不安。未来を見つめると、さまざまな不安が浮かんできます。しかし、不安を抱えても、未来はどうなるかわかりません。だからこそ、不安を持つよりも、自分が今できることに心を込めて取り組むことが大切です。「不安は持たない」と決めて、目の前のことに集中するのです。

ここでひとつ自分に問いかけてみてください。あなたはどちらの職人でしょうか?
ただ重い石をひたすら積み上げている職人でしょうか?それとも、ヨーロッパ最大の教会の土台を築いている職人でしょうか?
毎日の仕事の中に、どれだけ喜びを見つけられるかが、あなたの未来を大きく変えるのです。

ホリスティックヘルスの基本的な考え方は、常に明るい気持ちを持ち続けることにあります。太陽のように明るく、前向きに生きることが、ホリスティックヘルスの概念を体現する生き方です。




講師 小田全宏
 先生
東京大学法学部卒業後、(財)松下政経塾入塾。松下幸之助翁指導のもと、一貫して人間教育を研究。多くの企業で「陽転思考」を中心とした講演と人材教育実践活動を行い好評を博す。NPO法人「日本政策フロンティア」を設立し、理事長を務める傍ら、NPO法人「富士山を世界遺産にする国民会議」運営委員長として全国を東奔西走している。
 

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