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合理的配慮とバリアフリーとUD【ユニバーサルデザイン啓発講師 鈴木 ひとみ】

2016年4月に施行「障害者差別解消法」合理的配慮の提供義務とは?
 
すべての人が障害の有無によって分け隔てられることなく、互いを尊重しながら共生する社会を実現しようと、2016年4月に「障害者差別解消法」が施行されました。これによって、障害を理由とする差別の解消を推進すべく、合理的配慮を提供するよう、行政には義務付けられ、民間には努力するよう求められています。ここで出てくる「合理的配慮」とは、一体どんな内容を指すのでしょうか。本セミナーの講師は、ユニバーサルデザインの啓発を進めている鈴木ひとみ先生。鈴木先生は、障害を持つ以前より「もっと成長した生き方をしたい」を信念に、聞いた人が元気になると評判の人気講師です。鈴木先生の実体験やフィールドワークを通して、合理的配慮とは何かについて考えます。合理的配慮を理解する上で、バリアフリーとユニバーサルデザインについて正しく知っておく必要があります。どちらも耳にするようになって久しいですが、あなたはこの2つの違いを説明することができるでしょうか。バリアフリーとは、障害者や高齢者などに配慮されたもので、これに加えて一般の人もカバーするように考えられたのがユニバーサルデザインです。こう聞いても、いまいちピンと来ないかもしれませんが、私たちの周囲に意外と多く存在しています。鈴木先生がその事例を写真でわかりやすく説明してくれますので、ぜひ、チェックしてください。
 
「タマゴ」と「タバコ」が同じに伝わる!?聴覚障害者との快適な会話を楽しむには!
耳の不自由な聴覚障害の人と出会ったら、どのようにコミュニケ―ションをとろうとしますか。手話ができると良いのでしょうが、誰もが習得しているわけではありません。そうなると、唇の動きで話を理解する読唇術や読話術で会話を試みることになりますが、なかなか難しいことも多いようです。例えば「冷蔵庫からタマゴを取ってきてほしい」と伝えても、聴覚障害の人にとって「タマゴ」は「タバコ」や「ナマコ」と同じ口の動きなので、前後の会話から正しい言葉を推測する必要があるのです。鈴木先生は、これがかなり負担になってしまうと話します。では、障害を持つ人にストレスをかけず、スムーズに会話を楽しむにはどうしたら良いのでしょうか。本セミナーでは、障害の有無に関わらず、誰もが心地よく暮らせる社会の実現のために、どのような日本を目指すべきかについても深く考えていきます。


講師 鈴木ひとみ 先生
UD(ユニバーサルデザイン啓発講師)
1962年、大阪に生まれる。「’82ミスインターナショナル準日本代表」
ミス・ネーションズ世界大会でミスエレガンスに選出。
ファッションモデルとして活躍中、交通事故で頚髄を損傷。
著書が『車椅子の花嫁』と題してドラマ化。23%の視聴率。2度の再放送。
現在は、講演や企業のユニバーサルデザイン商品の開発、
NHK障害福祉賞審査員。
共存・共栄のバリアフリーな社会を目指して精力的に活動中。
パラリンピック射撃日本代表。
「徹子の部屋」「クイズ$ミリオネア」「アンビリバボー」「笑ってこらえて」他、出演。
著書は、 『命をくれたキス』(小学館)日本の他、中国・韓国でも翻訳されている
『一年遅れのウェディングベル』(日本テレビ出版)
『気分は愛のスピードランナー』(日本テレビ出版)

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