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藤原直哉の簿記が会社を救う 第2回 複式簿記で何がみえるか【株式会社あえるば取締役会長 藤原 直哉】

「簿記」は会社の要
きちんと理解できていますか?
 
経営者の中には、営業戦略や利益の追求ばかりに目を向けて、会計処理は経理や税理士にお任せ、という方がいます。企業のリーダーとして、次々とビジネスを生み出す姿勢は確かに大切ですが、「簿記」を軽視していると、思わぬところで足を取られ兼ねません。「簿記」は会社そのものを映し出す鏡です。数字に弱いと自負している方も、安心してください。独立系シンクタンクとして「経済」「政治」「国際情勢」「組織のリーダーシップ」に関する独自の分析を行っている、株式会社あえるば 経済アナリストの藤原直哉先生に「簿記」について教えてもらいましょう。
 
複式簿記は会社の「健康診断」悪いところを早期発見、早期治療!
1年に1回は健康診断を受けましょうと言われています。これは、定期的に自分の体をチェックして、悪いところがあれば医師の診断によってなるべく早く治療し、健康を維持することが大切だからです。例えガンだと言われたとしても、早期だった場合と進行がすすんでいた場合では、治療法も生存率も変わってしまいます。これは、経営も同じです。

今回、講座で取り上げている「複式簿記」は、いわば会社の健康診断。良いところも悪いところも、一目で分かります。これを理解できていないと、儲かっていると思っていたのに、実際は全然売り上げが伸びていなかった、予想していた以上の税金を支払うことになって苦しむなど、思わぬ落とし穴にはまってしまうかもしれません。
 
ルールさえ理解すれば簡単。未来を見据えた経営ができる
簿記には「単式」と「複式」があります。単式は子供のときに書いた「お小遣い帳」と同じ要領で、いくら入っていくら使ったかを羅列するものです。これは残高を知るには良いのですが、出入金の裏で何が起きていたか、というお金の動きまでは分かりません。

複式では、右と左の2列で数字を見ていきます。何だか難しそうに感じるかもしれませんが、複式簿記は何千年も前に考えられた「人類最大の発明物」と言われています。規則さえ覚えれば、要領を掴むことができ、しっかりと続けていけば、決算書である「損益計算書」と「貸借対照表」が自動的に出来上がるのです。簿記に興味のある方も、今まで逃げてきたという方もこの機会にぜひ、学んでみませんか?




講師 藤原 直哉 先生
経済アナリスト 株式会社あえるば 取締役会長
特定非営利活動法人日本再生プログラム推進フォーラム 理事長
独立系シンクタンクとして「経済」「政治」「国際情勢」「組織のリーダーシップ」に関する独自の分析を行っているほか、小田原市および長野県南信濃遠山郷に拠点を構え、ロハス体験学校の主催、コンサルティング、社内教育、講演、執筆活動を行っている。また、藤原直哉が執筆する「ワールドレポート」を毎週発行。その他、社会人学校「藤原学校」を東京で月2回開催し、全国各地で「藤原塾」も開催している。さらにNHKラジオ第一放送の「ビジネス展望」、山口放送ラジオの「情報ダブルクリック」にレギュラー出演、NHK文化センター青山教室では「世界の中の日本経済」というタイトルで時局分析を行っている。
このほか以下の職責を兼務している。
・渋谷ソーホーバレーコモンズ(SVC)推進協議会会長
・有限責任事業組合藤原KAIZEN研究会顧問
・ワシントン大学経営大学院名誉卒業生
・ワシントン大学経営大学院キー・パートナー
 

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