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藤原直哉の簿記が会社を救う 第4回 利益の出し方【株式会社あえるば取締役会長 藤原 直哉】

利益とは、損益計算書において
「売上 − 原価(仕入れ) − 管理費」で算出されます。

では、企業が利益を伸ばすためには何をすればよいのでしょうか。
答えはシンプルで、基本は次の2つに集約されます。

① 売上を増やす
② 経費を減らす

しかし、経営の本当の「王道」はもう少し深いところにあります。
それは、売上を伸ばしながら、経費の伸び率を売上の伸び率よりも低く抑えることです。

売上を伸ばすためには、顧客が納得する価値を提供し、それを伝える説明力が必要になります。
一方で、コスト削減にはPDCAサイクルを回し続ける地道な「改善」が最も効果的です。

ただし注意すべき点もあります。
安易なシステム導入や、安価な原材料への変更は、一見コスト削減に見えても、かえってトラブルやコスト増を招くことがあります。

さらに見落とされがちなのが景気循環の影響です。
景気が良い時期の終盤では、売上が増えても、人件費や材料費がそれ以上に高騰し、利益が圧迫されることがあります。
これはいわば「景気の罠」ともいえる現象です。

また、日本で広く行われてきたリストラやダウンサイジングも注意が必要です。
研究開発や人材教育を止めて経費を下げる方法は、短期的には利益が出ても、実際には会社を壊しながら利益を出している状態とも言えます。
未来を失う可能性のある、いわば「邪道」の経営です。

表面的な数字を整えるためのM&Aも同様に、組織文化や社員のモチベーションを壊してしまうリスクを持っています。

さらに、利益にはいくつかの種類があります。
本業の成果を示す「営業利益」のほかに、借入金の利払いなども含めた「経常利益」があります。

たとえ営業利益が出ていても、借金の利息負担が大きければ、経常利益は残らないこともあります。
また、帳簿に見えにくいデリバティブ取引などは、突然大きな損失を生む可能性もあります。

実は、会計上の利益はルールの選択によってある程度作り込むことも可能です。
しかし、経営者が数字の操作に走ると、本来最も大切な「本業」が疎かになってしまいます。

数字はあくまで、経営の状態を示す「速度計」にすぎません。
大切なのは、素直に算出された営業利益で勝負できる会社をつくることです。

本動画では、
利益の本当の意味と、会社を長く成長させるための経営の考え方を、わかりやすく解説します。

ぜひ最後までご覧ください。





講師 藤原 直哉 先生
経済アナリスト 株式会社あえるば 取締役会長
特定非営利活動法人日本再生プログラム推進フォーラム 理事長
独立系シンクタンクとして「経済」「政治」「国際情勢」「組織のリーダーシップ」に関する独自の分析を行っているほか、小田原市および長野県南信濃遠山郷に拠点を構え、ロハス体験学校の主催、コンサルティング、社内教育、講演、執筆活動を行っている。また、藤原直哉が執筆する「ワールドレポート」を毎週発行。その他、社会人学校「藤原学校」を東京で月2回開催し、全国各地で「藤原塾」も開催している。さらにNHKラジオ第一放送の「ビジネス展望」、山口放送ラジオの「情報ダブルクリック」にレギュラー出演、NHK文化センター青山教室では「世界の中の日本経済」というタイトルで時局分析を行っている。
このほか以下の職責を兼務している。
・渋谷ソーホーバレーコモンズ(SVC)推進協議会会長
・有限責任事業組合藤原KAIZEN研究会顧問
・ワシントン大学経営大学院名誉卒業生
・ワシントン大学経営大学院キー・パートナー
 

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