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藤原直哉の歴史が語る経営の極意 第5回 「日本的」とは何か【㈱あえるば 藤原 直哉】

世界には西洋文化、東洋文化という文化の分け方がありますが、日本という国を考える時、じつは日本は西洋文化はもちろん東洋文化にも当てはまりません。日本は「日本文化」という独特な文化であるのです。日本人は旧石器時代という太古の昔から日本列島に住んでいた民族です。まだ思想や法律といった大陸文化が訪れるずっと以前から、私たち日本民族は連綿と連なる文化を育みながら生きていたのです。長い歴史の中で培われていた真に「日本的」なものとはいったいなんなのでしょうか。
 
日本は太古の昔から自治をモットーとした民族だった。現実主義で好奇心旺盛な日本民族のルーツを辿る。
 
日本人は太古の昔から「民政」、つまり自分たちで自分たちを治めるという文化でした。そこには権力者による支配階級の構造はありませんでした。ですから、日本人が心の中に持つ本質的なリーダー像とは、西洋や東洋のリーダー像とは異なるのです。そしてそこには私たちの血に流れる「自発的「自立的」な心意気というものがあります。日本人が本来持っている底力も「日本的」なルーツに立ち返ることで知ることができるのです。
 
善悪の二元論を超えたところに日本民族の真髄があり、日本人は連綿と連なる日本民族の意識の中に生きている。
 
ヨーロッパ、アメリカは善悪を分ける二元論の文化。アジアは統一規範を持たない混沌の文化。日本にはそれらと異なる、日本ならではの文化が存在します。その文化に根ざしたリーダー論や組織論も本来存在しているのです。私たち日本人にとって最高のリーダーとは、そして、最高の組織とは。その独自の文化を理解することが日本の最大の宝である民族としての力を発揮することにつながります。本講座で真に「日本的」なものを学び、私たち日本が本来持っている文化と魂を十全に発揮する日本人となっていきましょう。
 

講師 藤原 直哉 先生
経済アナリスト 株式会社あえるば 取締役会長
特定非営利活動法人日本再生プログラム推進フォーラム 理事長
独立系シンクタンクとして「経済」「政治」「国際情勢」「組織のリーダーシップ」に関する独自の分析を行っているほか、小田原市および長野県南信濃遠山郷に拠点を構え、ロハス体験学校の主催、コンサルティング、社内教育、講演、執筆活動を行っている。また、藤原直哉が執筆する「ワールドレポート」を毎週発行。その他、社会人学校「藤原学校」を東京で月2回開催し、全国各地で「藤原塾」も開催している。さらにNHKラジオ第一放送の「ビジネス展望」、山口放送ラジオの「情報ダブルクリック」にレギュラー出演、NHK文化センター青山教室では「世界の中の日本経済」というタイトルで時局分析を行っている。
このほか以下の職責を兼務している。
・渋谷ソーホーバレーコモンズ(SVC)推進協議会会長
・有限責任事業組合藤原KAIZEN研究会顧問
・ワシントン大学経営大学院名誉卒業生
・ワシントン大学経営大学院キー・パートナー

 

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