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一日7分であなたを“カイゼン”体質にする 第6回【トヨタ流カイゼンコンサルタント 石井 住枝】

作業を仕事にする



ここからは作業を仕事にするということを考えていきたいと思います。カイゼンという
のは、前半から知恵を使うことっていう風にお話をしています。作業というものは、い
つもの仕事、簡単に言えばルーチンワーク、もう大体カスタマイズされてたり、マニュ
アルになっていたり、チェックリストがあったり、いつももれなくやっているような日
常の仕事を作業といいます。つまり、作業っていうのは、今でいえばAIに代わられるも
のであったり、誰でもできること、ルーチンワークのことを作業といいます。
 
そして、作業に掛け算でカイゼン、つまり知恵を入れていくこと、それでイコール仕事
となります。ただ単にルーチンワークをして、8時間会社にいるだけ、それは仕事とは
言いません、というのがトヨタの定義でした。よく上司からあなたは、今日、何時間仕
事をしましたか、という質問をされます。8時間なんてとんでも言えないですよね。い
つも仕事してるのに、いかに知恵を入れていくか、つまり、今やっていることを、明日
も同じようにやってはいけないということです。
 
少しでもいいから変化をさせる。これが作業を仕事に変えるという意味です。よく仕事
をしているかって質問をされるんですが、例えば、私は入社1年目のときから、先ほど
言った、会議の議事録であったり、開催通知であったり、そういうものを上司に提出し
ました。いついつの会議開催通知書をつくりましたので決裁お願いします、上司に渡し
ますね。すると1回目は無言で却下、何がいけなかったのかな?誤字脱字があったかな?
レイアウトおかしかったかな?と思いながら直して提出をすると、また戻ってくるんで
す。また、印鑑が押されないです。そこで私は上司に聞きます。何がおかしいですかっ
て聞くと、あなたの、自分の知恵はどこに入ってますかと聞かれます。つまり、前半に
段取りとか時間管理のとこでお話ししましたけど、自分の知恵や工夫がいかにその中に
入っているかってことを尋ねられるんです...
(本編より一部抜粋)続きは本講座でご覧ください。





講師 石井住枝
 先生
トヨタ流カイゼンコンサルタント
株式会社エフェクト代表取締役
トヨタで役員秘書、社員研修、工場リスクマネジメント指導を担当。 企業人財育成、地域防災、国際映画祭のプロデュースなど立ち居地と本質を見極める経営参謀の育成を実践。プロ集団づくり促進のため、経営の片腕ができる「プロ秘書力」養成講座を主宰。企業の人財コンサル、リスクマネジメントの研修を全国で展開。 国際映画祭プロデュース、中央区FMラジオ防災番組などで活躍中。

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