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藤原直哉の歴史が語る経営の極意 第7回 未来の経営【㈱あえるば 藤原 直哉】

「たくさん売りたい」「すごいモノを作りたい」という単純な考え方ではなく、人々が経済行動をどう見ているかに敏感になりましょう。歴史を振り返ってみると、経済も時代の子であることがよくわかります。
 
時代によって、人々が経済行動をどう見ているかが大きく異なります。閉塞感の漂う時期では新しいことに挑戦する人々が尊敬と中傷の的になり、高揚感の漂う時期では時代に流されない人々が尊敬されます。現実を見ると、その時代の人々の求める経済行動に敏感になり、時代に適した経営を心がけることができるようになります。
 
21世紀はイスラムの時代に向かっています。未来を見据えた価値観をイスラムの体系から考える必要があります。イスラムの世界では様々な規範があり、商人の文化が根付いています。しかし、イスラムの世界が進展すると国境無き・民族無き世界へ向かうため、現在の資本主義は機能しません。イスラム対非イスラムが大きな軸となり、価値観も変わってきます。未来を見据えた経営に必要な価値観を考えましょう。
 
デタラメな経営は社会や企業を壊します。この時代に沿った哲学を持つ経営が求められています!資本主義経済はリスクを取った人々に主導権を与えるシステムですが、現代ではリーダーがデタラメになりつつあります。これが続くと、資本主義経済は文明を壊す最上の力になります。不平等や不公平の原因を作ったリーダーへの非難が当然の流れとなります。この時代に沿った哲学を、歴史を通して考えましょう。


講師 藤原 直哉 先生
経済アナリスト 株式会社あえるば 取締役会長
特定非営利活動法人日本再生プログラム推進フォーラム 理事長
独立系シンクタンクとして「経済」「政治」「国際情勢」「組織のリーダーシップ」に関する独自の分析を行っているほか、小田原市および長野県南信濃遠山郷に拠点を構え、ロハス体験学校の主催、コンサルティング、社内教育、講演、執筆活動を行っている。また、藤原直哉が執筆する「ワールドレポート」を毎週発行。その他、社会人学校「藤原学校」を東京で月2回開催し、全国各地で「藤原塾」も開催している。さらにNHKラジオ第一放送の「ビジネス展望」、山口放送ラジオの「情報ダブルクリック」にレギュラー出演、NHK文化センター青山教室では「世界の中の日本経済」というタイトルで時局分析を行っている。
このほか以下の職責を兼務している。
・渋谷ソーホーバレーコモンズ(SVC)推進協議会会長
・有限責任事業組合藤原KAIZEN研究会顧問
・ワシントン大学経営大学院名誉卒業生
・ワシントン大学経営大学院キー・パートナー

 

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