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第3回 これが、現代のリーダーシップ育成論だ!【株式会社 タカハシ&パートナーズ 髙橋 宗照】



リーダーシップ 第3回:「俺の背中を見て学べ」はもう通用しない
かつては「俺の背中を見て学べ」といった精神論的な指導が主流でした。
しかし今は、言葉で丁寧にプロセスやポイントを伝える説明責任がリーダーには求められています。
それを怠り「部下が育たない」と嘆くのは、リーダーとしては失格です。
 
【成長の4ステップ】
人の成長は以下の4段階をたどると言われています。
 
①無自覚な無能:できないことに気づいていない
 
②自覚的無能:できないことを自覚する
 
③無自覚な有能:自然にできているが、説明はできない
 
④自覚的有能:なぜできるかを理解し、他人に伝えられる
 
多くのリーダーは③無自覚な有能で止まりがちで、なぜ仕事ができるのか自覚していないため「気合いと根性」でしか教えられません。
本来目指すべきは④自覚的有能の状態であり、仕事を分解・言語化し、育成の視点を持つことが重要です。
 
【育成の4要素】
部下の成長を見るポイントは次の4つ
 
Skill(スキル):できる能力
 
Knowledge(知識):知っている内容
 
Attitude(姿勢):考え方、態度、気持ち
 
Values(価値観):社会性や公共性
 
SkillとKnowledgeは目に見えやすく評価しやすいため重視されがちですが、本当に重要なのはAttitudeとValues。
これらは部下と日常的に接しているリーダーにしか見えません。
 
リーダーの役割とは
若手が「なぜこれをやるのか」「どんな価値があるのか」に気づけるよう導くことが、リーダーの役目です。
価値観のズレに早く気づかせ、必要なら別の部署や転職なども視野に入れるサポートが必要です。
 
現代は「俺の背中を見て学べ」では若手は育ちません。
時代に合ったリーダーシップが求められています。
 




髙橋 宗照(たかはし むねてる) 先生
 
株式会社 タカハシ&パートナーズ 代表取締役
 
中央大学卒業。大手ハウスメーカーに営業職として入社し20代後半から管理職を経験。常に営業チームをトップランクに導き多数の営業表彰を獲得。その後マンションデベロッパー会社に転職。事業計画の策定から販売計画の立案・実践までを経験した後、経営コンサルティング会社㈱船井総合研究所に入社。2002年に現会社を創業。現在は経営コンサルタント、セミナー・研修講師、講演、作家、FMラジオのコメンテーター、住宅コンサルタントなどで活動中。また「個人が元気にならなければ企業も社会も元気にならない」をモットーに、クリティカルシンキングとメンタルな部分を融合した パーソナル・モチベーション・ナビゲーター(PMN)として、多方面に渡って活躍している。
 
(主な実績)
●研修・講演など延受講者数:50,000名以上
●著書(共著、電子書籍等含む)は2014年3月現在で11冊
●FMさがみ(83.9MHz)にて毎週金曜日8:00~「高橋宗照のビジネス通信」に出演
●他NHK、ワールドビジネスサテライト、日経新聞等出演、取材依頼、掲載経歴あり
 

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