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新・経営哲学道場 第5回 インフレ・デフレの経営学【株式会社あえるば取締役会長 藤原 直哉】

インフレ・デフレとは何か?
経営の原理を正しく理解する!



経済を語る上で、インフレ・デフレという言葉をよく耳にします。それぞれ「インフレーション」「デフレーション」の略語ですが、これがどのような意味を持つのか、きちんと説明できるでしょうか。経済が拡大(インフレ)、縮小(デフレ)すること、と答える人がいるかもしれませんが、これだけでは正しく理解しているとは言えません。

経済の動向を見る上で「量」と「値段」といった2つの側面を考慮してインフレかデフレかを考える必要があるのです。インフレ・デフレを把握し、常に時代に沿った経営展開が求められるのは、トップリーダーの宿命です。経営の原理を理解していなければ、会社の舵取りはおろか、利益を生み出すことさえ難しくなります。

独立系シンクタンクとして「経済」「政治「国際情勢」「組織のリーダーシップ」に関する独自の分析を行っている、講師の藤原直哉先生に、経営の原理ともいえるインフレ・デフレについて分かりやすく教えてもらいましょう。
 
不景気の時に未来が決まる。時代に負けない企業にするには!?
好景気と不景気というものは、例えば夏が来て冬がやってくるように、交互に訪れるとされています。実際に、高度成長を遂げた昭和の時代もずっと好景気が続いていたわけではなく、多少の不景気を乗り越えながら右肩上がりとなっていました。しかし、現代を考えてみると、日本がデフレ経済と呼ばれるようになって、かなり久しい状況です。

安倍内閣はインフレへの改革として、物価を先に上げる政策をとりましたが、残念ながら景気全体の底上げにはつながりませんでした。しかし、好景気と不景気は交互にやってくるのだから、必ず景気は良くなるはずと、ただじっと待ちわびているのでは、生き残ることすら難しくなります。現在ではなく、10年先を見越した経営が求められるのです。

不景気な時だからこそ考えなくてはいけない戦略とは!?藤原先生にヒントをもらいましょう!藤原先生は「不景気だから全部だめだと思ったら間違い」だと話します。むしろ好景気しかない時代に育った経営者は不景気に弱く、不景気な時こそ真の実力が分かるのだそうです。まさにピンチはチャンスなのかもしれません。

セミナーでは、産業全体としてはピークを過ぎてしまった企業が、いかにして優良企業に成長したか、具体的な事例をご紹介しています。日々、人々の価値観は変わり、同時にライフスタイルにも変化が訪れます。それは顧客の中にも如実に現れ、次のやるべきことが見つかるはずです。インフレ・デフレの経営学をしっかり理解した上で、これからの時代を生き抜くにはどうしたら良いか、セミナーを通して考えていきましょう!




講師 藤原 直哉 先生
経済アナリスト 株式会社あえるば 取締役会長
特定非営利活動法人日本再生プログラム推進フォーラム 理事長
独立系シンクタンクとして「経済」「政治」「国際情勢」「組織のリーダーシップ」に関する独自の分析を行っているほか、小田原市および長野県南信濃遠山郷に拠点を構え、ロハス体験学校の主催、コンサルティング、社内教育、講演、執筆活動を行っている。また、藤原直哉が執筆する「ワールドレポート」を毎週発行。その他、社会人学校「藤原学校」を東京で月2回開催し、全国各地で「藤原塾」も開催している。さらにNHKラジオ第一放送の「ビジネス展望」、山口放送ラジオの「情報ダブルクリック」にレギュラー出演、NHK文化センター青山教室では「世界の中の日本経済」というタイトルで時局分析を行っている。
このほか以下の職責を兼務している。
・渋谷ソーホーバレーコモンズ(SVC)推進協議会会長
・有限責任事業組合藤原KAIZEN研究会顧問
・ワシントン大学経営大学院名誉卒業生
・ワシントン大学経営大学院キー・パートナー
 

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