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新・経営哲学道場 第6回 会社は何をするところか【株式会社あえるば取締役会長 藤原 直哉】

会社は何をするところか?
人類の進化から見えてくるもの



約5000年前に人類が農業を始めるまで、私たち人間も野生の動物と同じような暮らしをしていました。自然の果物を採って食べ、動物を狩って食料にし、野生動物と違うのは道具を使っていたことくらいでしょう。人々は食べ物を求めて移動を続け、食料にありつけなければ餓死してしまいます。また、動物から見れば人間も食べ物です。食うか喰われるか、まさに命がけの日々を続けていました。

しかし、農業が始まると、人々の暮らしは一変します。農業技術を身につけたことで、作物を育てて食料にするようになりました。これにより、移住を続けていた生活から決まった土地での定住に変わり、人々は安息の日々を手に入れたのです。

現代では、企業の非正規雇用が広がり、経済的な不安から結婚したくても踏み出せない、子供を持ちたくても持てないという人が多い傾向にあります。しかし、狩猟から農業へと進化して人類が大きく発展したように、誰でも安心して家庭を持てる世の中を作らなければ、種は急速に衰退していくでしょう。それを防ぐためには、企業側がそもそも会社とはどんな場所であるべきかということを見直さなければなりません。経済アナリストの藤原直哉先生と一緒に考えていきましょう。
 
奴隷制度は動物にはありえない。自分らしく生きるための会社とは?
世の中には原理原則があります。日本では中学までを義務教育としていますが、果たして中学までの知識でどれだけのことをカバーできるでしょうか。余計な知識を持っていても成功には近づきません。資格をたくさん持っていても、それだけで価値をはかることはできないのです。

農業社会によって、過去から未来へ子孫が繁栄してきたように、会社も今だけを見ていてはいけません。農業は季節を考えて栽培し、収穫します。夏野菜を冬に作るのは容易ではないように、会社の運営も工夫が求められるのです。最近では、奴隷的に人を使って、金儲けをする風潮が見られます。鎖で繋がれているのだけが奴隷ではありません。

自分の意思に反して働かざるをえない人も会社の奴隷だと言えるでしょう。奴隷制は動物社会にはありません。動物たちの方がよっぽど自分で考えて動きます。人は会社で1日の大半を過ごし、仕事は生活の基盤です。よりよい環境を作り、充実した人生を送るためにはどうしたら良いのでしょうか。次世代へと続く会社を目指すために、大切なことに気づかされるセミナーです。企業のリーダーである方はもちろん、雇用される側の方もこの動画で自分自身の意識を明確にさせて下さい。




講師 藤原 直哉 先生
経済アナリスト 株式会社あえるば 取締役会長
特定非営利活動法人日本再生プログラム推進フォーラム 理事長
独立系シンクタンクとして「経済」「政治」「国際情勢」「組織のリーダーシップ」に関する独自の分析を行っているほか、小田原市および長野県南信濃遠山郷に拠点を構え、ロハス体験学校の主催、コンサルティング、社内教育、講演、執筆活動を行っている。また、藤原直哉が執筆する「ワールドレポート」を毎週発行。その他、社会人学校「藤原学校」を東京で月2回開催し、全国各地で「藤原塾」も開催している。さらにNHKラジオ第一放送の「ビジネス展望」、山口放送ラジオの「情報ダブルクリック」にレギュラー出演、NHK文化センター青山教室では「世界の中の日本経済」というタイトルで時局分析を行っている。
このほか以下の職責を兼務している。
・渋谷ソーホーバレーコモンズ(SVC)推進協議会会長
・有限責任事業組合藤原KAIZEN研究会顧問
・ワシントン大学経営大学院名誉卒業生
・ワシントン大学経営大学院キー・パートナー
 

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